ぽえむ君−進化−/
ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
人は人として形を創り
自らの成長とともに
その形を進化させる
今日もまた
朝の散歩をしていると
さなぎに出会いました
もうすぐ成虫
一つの名前として存在でき
その名にふさわしい生を担う
人もまた
自我を認識し
自己を自己として表現する
詩もその一つ
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
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