惜別の歌/アマル・シャタカ
てだから
わたしのわたしの果てだから
淋しいと叫べば
誰かが君を包んでくれよう
寂しいと叫んではいけない
わたしが現れてしまうから
だからお行きなさい
泣かない朝に
泣けない昼に
泣いてる夜に
君の大切なものは育つから
目を塞いで耳を澄まし
心で優しく触れればわかる
目を欲望に奪われれば
心は果てに流される
わたしのところに流される
来てはいけない
さあ行きなさい
生まれたものは死ぬまで生きる
それは善でもなく悪でもない
踏みしめて噛みしめて
生きなさい
そして
わたしのことは
忘れなさい
そうすれば
幸せになれるから
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