二流止まり/海月
 
俺の証拠を握りに決断に来た
俺は冷静に答えられるつもりでいる

妻は俺に対して本格的に尋問を開始した
慰謝料はボッタクリな額が請求された

俺は俺の金を別れる女に渡す気はしない
所詮、彼女も金が目当てな女だったのだろう
だが、ここで彼女に金を渡す訳には行かない
この金で愛人と暮らすのだから

離婚届

離婚

慰謝料

双方合理

愛人は妻と別れたことを喜んでくれた
今夜は貴方を料理します
滑稽な言葉を聴いて風呂に向かう途中
急に背中が熱くなった

包丁



親族

薄れる意識の途中で俺は思った
この女は前の妻よりも金を欲しがっていたのか・・・
これじゃ、二流止まりだな・・
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