ぽえむ君−幸福−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

当たり前の中に
幸福を見つけられれば
それは本当の幸福

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女と母親に出会いました

手をつなぎ
初夏の暖かい光の中で
何を話すわけでもなく

少女はお母さんの手を
引っ張りながらも
ずっと笑顔

お母さんは少女の手で
どこに連れられても
ずっと笑顔

手をつなぎ
初夏のやわらかい花が咲く中で
何が話すわけでもなく

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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