あれから3年/山崎 風雅
もう届くはずのない
ぼくの声
もうあの笑顔は
ぼくの瞳に映らない
あれから3年
月日は季節の移ろいの中
思い出だけが膨らみ薄らぐ
希望に満ちてた
あの頃
前だけをまっすぐに見れていた
振り返り 振り返りして
ここまで来た
思い出しただけで
胸が張り裂けそう
もう ぼくの過ちは許されたのでしょうか?
もう 新たな道を進んでもいいのでしょうか?
さんざん苦しみました
孤独と混乱の日々
もがき苦しんだ日々
あれから3年
過ぎたのは
まぎれもない事実
償いの日々よ
時の津波で溺れていた日々よ
きみはなにしてる?
もう忘れていいかい?
この夜が明けるまでに
月の砂漠に
そっと
きみの思い出を
降ろしにいくよ
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