詩人に なりたいかも その3 詩・POP MUSIC・建築/英水
 
POP MUSICと建築というのは、僕はある部分では似通っていると考えている。それは、消費されることを前提としているからだ。建築は、クライアントのオーダーによってはじめて成り立つ職業だ。クライアントに消費されることを前提として設計ははじまるからだ。POP MUSICについても同じことが言えるだろう。プロデュース戦略といい、売上によるベストテン形式での評価といい、消費が前面に押し出されている。
 じゃぁ、詩はどうちがうの? たぶん詩というのは消費されたうえで再生産されることを目的としているんじゃないのかな。というのは詩を読む人、というのはつまり、自分でも詩を書く人なんじゃないだろうか。いや、この際
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