ごまかし/
さち
でっぱらない 私
仲間と入ったレストランで
おんなじものを食べて
美味しいと騒いでる中で
一人だけ
まずくて食えないとは
言えない
まあ 好みは色々だからねえ なんて
誤魔化したつもりでも
そんなぼやけた色は かき消される
そして
仲良しという 怪しげなものの中に
束ねられる
でもね
みんなとは違うって
言ってみたくもあったり・・・
特別な人生だって
誇ってみたくもあったり・・・
でっぱって みたくもあったり・・・
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