【短歌】悔しさばかりの社交ダンス/
壺内モモ子
踊っても踊り足りないから先生(センセ)レッスン代を少しまけてよ
パーティーに着ていく服も参加費もないから今日もアルバイトなり
ダンサーの彼は今頃燕尾着てマダムの手取りワルツを踊る
目指すのはプロC級の先生のパートナーだとライバルに言ふ
気持ちいいリードだけれど愛のないルンバを踊るクリスマスイブ
踊つてる時にキッスをして欲しい異国のダンス映画のように
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