ごず−Revision/シャーロット
そして
夜を捨てる
先天的な
あの子が死んだらしい
あの子ってダレ
どれくらい
五月蝿い
病んでるんだ
教室燃えている
青白い錯覚では
教室燃えつつまれる
産まれかけた布の羽
花瓶水に燃えうつる
賑やかさ
痛さの反逆
火の蛇は
鎌を大きく持ちあげる
こめかみを
めがける命
哀しくて ばかな くさくて
ごず
あのね
ごずなんだ
ごずってなにさ
あのさ
しらない
空中をうくように
しゃべる
花は爆発する
常識とは復讐
革命針のように
月とマーブル色の子どもたち
ひとり
ひとり
ひとり
ごず
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