夕餉/青色銀河団
 
若き日の。
透明な食卓。


複雑なしぐさで
翼を折る
きみは
月を嚥下するように
食した。


それは
幻想の代償行為としての
夕餉。
ぼくらは
夕明かりに
真っ赤に染まりながら。



戻る   Point(1)