ぽえむ君−青空−/ぽえむ君
ぼくは詩人
目で見ているのは実像
心で感じるのは虚像
なのかもしれない
実像は倒立だが虚像は正立である
今日もまた
朝の散歩をしていると
青空に出会いました
この空の下に
ぼくがいる
この空の下に
若葉や木の枝々がいる
この空の下に
カエルや鯉がいる
この空の下に
学校に通う子供たちがいる
この空の下に
通勤電車の中の大人たちがいる
この空の下に
蝶や鳥たちがいる
そして
それぞれの心の中に
それぞれの青い空を描く
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
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