エデン/なるせ
 
平等な庭
劣等を溶かす小さな天
伸ばした腕
これが夢ならしあわせだろうか





愛は、怖いですね
優しすぎて





花畑
菜の花が少女の膝下でわらう
その手に握られているものがもし
世界の終わりを繋ぐ首輪なら
ぼくらはきっと
分かたれるためにうまれたんじゃない
そう信じられるような気がしたんだ



平等な庭
だけど翼はない
誰も
それを知らない



小さな天のうえ



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