*ちまき*/
かおる
寄りかかった柱の
きずあとを指でなぞる
地面すれすれまで
しおたれた こいの
恨めしげな ギョロ目
ソヨともなびかず
すみきった あおは
キラキラと反射し
たかく たかくと
ささやいていく
ひんやりとした 濡れ縁を
恋しくおもう
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