この詩に限り題名は不必要なものとする/虹村 凌
 
昔の自分が否定していた性欲処理の為のセックスがしたいと思うようになった

昔の自分が見たら失望し絶望し幻滅して死ぬに違いない

ただ何もせずに一緒にベッドで眠るのも悪くないと思う事も未だにある

昔の自分が見たら喜ぶのかもしれない


たまには声を聞きたいと思う

近いうちに電話をしてみよう

可愛い声が聞きたいと思う

それだけでも幸せになれる気がする
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