百年/山崎 風雅
 

 ふうせんに様様な想いをつめた
 この手ににぎりしめ
 今青白い朝やけの中に放つ

 いずれ誰かが見つけるだろう
 この想い届いたらいいなぁ

 時の流れは天使の人形に
 降り積ったほこりが教えてくれる

 万華鏡のように
 この心は移り変り続ける

 依りかかっても倒れない
 大樹のような拠り所がほしい
 孤独で倒れる 
 その恐怖
 
 まっすぐ まっすぐ
 きみを見つめているよ

 受けとめてね
 僕は裏切らないから
 裏切らないから

 最低百年は



 
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