無常というもの/funk800
無常ということ。
それは絶えざる進化のことである。
それは儚く空しいということではない。
無常というコトバから、
そういう連想をすること自体が腑抜けている。
人は死ぬ。
命あるものはすべてなくなる。
しかし、
だからといって人生が儚く空しいものとはならない。
春になれば花はまた咲き、そして鳥達がまたやってくる。
あらゆる命は、現在を未来へと繋ぐ舟である。
現在と2〜3年後のことしか想像のできない人間は、
自分の人生に目的が見出せないことを嘆き、
自分が独りであることを嘆く。
何を嘆くのか。
誰も独りではない。
あらゆる命は繋がり続ける。
桜は咲き続け、小鳥達は歌い続ける。
乾いた大地に、雨はまた降る。
そして、人もまた生き続ける。
僕達は生き続ける。
この命を、アカルイミライに捧げよう。
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