夜の翼/クリ
 
踊る心地よいステップを思いつく。
しかし手遅れ
僕のライトのリベットが弾け跳ぶ
僕はもはや加速せずに一定速度で墜ちる
彼女の仰角がだんだん下がってくる
落胆と区別がつかないほど。


彼女が凌駕する
僕の夜の思い出を支配する
地面に到着する直前に僕は見る
彼女が夜の翼を広げる。

Thanks to R.Silverberg, R.Bradbury, P.Simon and H.Kawai


                      Kuri, Kipple : 2001.02.25
戻る   Point(3)