酔い覚め(サラリーマン諸君!)/ZUZU
 
ああ素朴な人に会いたいのだ
こんな
読めない漢字のように
むずかしすぎる人々にもまれて
どこでなんの役に立っているのかわからないような
仕事をしている
サラリーマンの僕ならば

階段ののぼりおりさえ
まるで迷路のように渦巻くのだ
洋式トイレをトイレットペーパーでふいてから
用を足すわけでもないのに
ズボンをはいたままためいきをつくのだ

意地悪な部下に嫌われるのは
それほどこたえない
僕などをいじめて何がおもしろいのかわからない
おんなというのは不可解だ
とにかくあの女の入れてくれたお茶は絶対飲まない

友達ってなんだろう
仕事をしていては友達なんかできな
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