ぽえむ君−風音−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

自然が作り出す音色
人が奏でる音色
その調和されたものも美しい

今日もまた

朝の散歩をしていると
リコーダーに出会いました

道の脇に
おき忘れてしまったのか
捨てられてしまったのか
白いリコーダー

若草の中で横たわる

時おり風が吹くと
草がなびく音ともに
リコーダーもそれに合わせて
音を出そうとしている

自然とのハーモニー

小さな花々が聴いている
青い空の日差しの中で
風は全てに響く

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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