ブルー/捨て彦
待ってくださいってすごくゆわれている
一番目の人がゴールする
おれはそれが面白いってめちゃくちゃ笑う
笑いすぎてその場に座り込んじゃって
そんで後ろがつっかえてしまう
ってか暴言とかいろんなものは上の空で
空をみる余裕もないほどのきみ
その不器用なフォルムで走るかたちを
おれはとてもきれいなんだなとおもう
登山に出かける人は多い
目方が気安く変わっていく
昨日話しかけてきた人たちの群れで
泣いて
馬鹿げた大騒ぎの日常的な展開は奇跡
やっぱ違うね
なんにもないんだってそこ
だからなんにもないんだって
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