満潮の海原にこぎだして/山崎 風雅
 
 突然オレンジの閃光がぼくを照らした
 光りのなか
 僕は立ちつくすんで
 身動きがとれない

 日々重なる重圧
 生きることを諦めたくもなる

 希望の咏をねじり込んで
 頭にインプットする

 絶望はお友達
 生きることをあきらめはしない

 例えこの身が朽ちようとも
 絶望からこの身から開放される未来を
 信じて

 ありきたりの生活に
 希望の光りをさ迷い続ける人生の旅

 負けそうになる重圧は
 この身体に纏わりつづけるけど

 スーサイドの誘惑には
 けして負けはしない

 長くて短い人生

 後悔せずに生きることを
 僕は全力で掴み取りたい


 すべての人に幸福を

 大切なものは
 千差万別

 尊重して
 人を汚さないで
 満潮の海の海原に
 漕ぎだして

 明日には希望を求めたい


 
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