ぽえむ君−色彩−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

心は見えなくとも存在し
色もまた
無色であっても存在する

今日もまた

朝の散歩をしていると
いつもの花畑に出会いました

ほどよい咲き心地

その広げる葉は
いつもの緑よりも緑

その咲く花は
いつもの赤よりも赤

その見上げる空は
いつもの青よりも青

ほどよい温かさ

その眩しさは
いつもの光よりも光

その空気は
いつもの透明よりも透明

その気持ちは
いつもの白よりも白

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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