渦/黒川排除 (oldsoup)
ってないも同然でありそれはまさしく社会的恥辱でありながらもわたしは普段通りの姿で誰かに見られていた事だろう わたしはわたしであるが故にわたし以外の姿をした人とわたし自身とを混同する事がしばしばある一つであるはずの世界が融解し再び一つになろうとしているという勘違いはとても心地の良い錯乱でわたしではないわたしがいつもわたしを認識づけるのでわたしはそれを渦と呼んで回したそれがすべての始まりだったが今でも常に同じ環境の中で同じ言葉を代わり映えのしない同じ脳に発信し続けているしわたしも常に同じ事しか話さないので周りの人間はいつもわたしを渦のように扱ってくるのだそしてわたしの知っているごくわずかな事が正しいな
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