ぽえむ君−若葉−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

みずみずしい生の息吹は
新しい幸せの感触

今日もまた

朝の散歩をしていると
少年に出会いました

1本の木に
小さな鳥の巣を取り付けていました

 ここに鳥が来てくれるかな
 
 どんな鳥が住んでくれるのかな

そう言う彼にぼくは

ここにはきっと幸せが住むんだよ

木の枝々から生えはじめた若葉が
その薄い緑色をまぶしく輝かせていました

新しい幸せを快く迎えられるようにと

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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