ぽえむ君−百合−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

人は人と一緒にいることで
何かの安心を得られるのかも
しれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
1本の百合に出会いました

他の草や花よりも背が高く
誇らしげに咲いていました

けれど
どこか寂しげ

こんなに立派に花びらを
開かせているというのに

 仲間がほしい
 みんなと一緒にいたい

そんな気持ちがどこなく伝わる
その大きな口を開けている分だけ
その声も大きく響く

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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