君という花/海月
 
る証

君は涙目で僕に言った
「どうして小さな希望を失くすの?」
僕は何も言えずにいた

こんなにも惨めな気持ちは日頃の僕のよう
小さな僕は抵抗もせずに大きなものに摘み取り去られる
それが運命なのかもしれない

それでも僕のために用意されている運命に乗る
君と僕で描く一秒後
それが二人のために広がる未来

たった一秒を生きるために
黄色い花は精一杯に胸を張り咲く
僕に摘み取られる前まで

君という花
僕が精一杯に君を守り抜く
僕と言う花
君のために精一杯に咲き誇る

誰にも摘み取り去れずに
一秒を生き抜きたい
そんな願いを抱いて花を咲かしています


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