ぽえむ君−追求−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

存在は理解できても
見ることのできないもの
それは人の心
それを求めて

それはぼくの追求
それはみんなへの認識

今日もまた

朝の散歩をしていると
天文学者に出会った

明るくなった今でも
空を眺めている

星は見えないでしょう

ぼくがそうと言うと
彼は微笑みながら

あなたが人の心を
見ようとするように
私は明るい空から
星を見ようとしているのです

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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