棘/篠有里
ての真実は桐の中、私のタンスの中にあります。
タンスの引き出しには私の足を入れます。
脚も入れます。根本から切った物がベストです。
1段目には足
2段目には脚
3段目には芦
芦は考えます。それは私です。
足も私の物です。脚も私の脚です。私は芦です。
芦もまさしく個人的な問題と考えるべきでしょう。
つぼみです。しりつぼみです。
収束していく事柄と相反するベクトルを持った
それが開花するとき、私は友人に会いに行きます。
知り合いを死に合いと実行し合います。
愛を前提として、共にありましょう、友よ。
囁いて明日も終わります。
問題は私がある限り、尽きることはないのですから。
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