勿忘草色、空の色/Keico
ため息が湿ってる
気持ちまで湿ってる
泣いたわけじゃないよ
ただ
疲れたみたい
汗もかいてないのに
少し濡れた頬
悲しいんじゃないよ
ただ
君が今何しているか考えただけ
そろそろ
この道の花も
青く色づく頃だ
「忘れないで」
こんなこと
1秒で言えるけれど
言葉ってものは僕には重くて
君に渡すことが出来なかった
花より早く
湿った空が 勿忘草色に染まってる
君が雨にうたれませんように
僕の涙が雨と一緒に
ぜんぶ
ぜんぶ
流れちゃいますように
戻る 編 削 Point(2)