勿忘草色、空の色/Keico
 
ため息が湿ってる
気持ちまで湿ってる

泣いたわけじゃないよ
ただ
疲れたみたい

汗もかいてないのに
少し濡れた頬

悲しいんじゃないよ
ただ
君が今何しているか考えただけ


そろそろ
この道の花も
青く色づく頃だ

「忘れないで」

こんなこと
1秒で言えるけれど
言葉ってものは僕には重くて
君に渡すことが出来なかった


花より早く

湿った空が 勿忘草色に染まってる


君が雨にうたれませんように


僕の涙が雨と一緒に
ぜんぶ
ぜんぶ

流れちゃいますように
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