未詩 「 世界は少しずつ少しずつ磨り減って 」/
砦希(ユキ)
れない
だけどその花は今でも彼の帰りを待っている それでもわたしは
のかもしれない あなたを愛しては
いなかったのよ
世界が少しずつ
世界が少しずつ
磨り減ってゆく
ちりちりと
だけどそれは さらさらと
あなたが望んでいたことだ
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