不思議な夢/ナガシー
見知らぬ町で一人ぼっち
向かいから歩いてくる老人
誰かは知らない
でも
なぜか昔ら知っている感覚
でも
思い出せない
しかも
自分が誰だかわからない
「ひさしぶり・・・・・さんようやく会えた。」
しわくちゃな顔で笑う
それは自分の名前なのか?
まわりには人影はない
どうしても思い出せない
何もかも すべて
戸惑う心の中には抑えきれない感情
「あなたは・・・・・・・・」
目の前には老人 そして記憶喪失の自分
「不安は君の中だけではない、誰の心にもあるもの
乗り越えられるのは自分だけ」
肩をたたかれて 力が抜けた
そして潤んだ瞳からは とめどない涙
気がつくと自分の部屋
枕だけがぬれていた・・・・
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