十六夜/
命鈴
無情にも約束は破られ
私はもう、
信じることすら辞めてしまった。
海のそばで貴方を想うでしょう。
其処は私の空想内
貴方はきっと実在すらしない。
白い街で出会えばよかったと言う
若い口許、
赤く染めたい。引き裂いて・・・
虚偽の世界
私と貴方が活動する場所。
忌まれた夜の循環 待たれ 待たれて・・・
幸あれと囁く月は
肌を卑しく照らして
夢は貴方を
殺し続ける。
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