閉ざされた未来・遺された者/長月 猫
 
こんばんは

『やぁ』

傷、痛くないかい?

『もうね、死んじゃったし』

ごめん

『なんで君が謝るの?』

同じ種族だしさ

『でもやったのは君じゃないんだよ?』

それでも、ごめん

『それで君の気が晴れるならその言葉、受け取るよ』

恨んでるかい?

『そりゃまぁね、君達がくだらない物ばかり創ったせいで沢山の命が失われてるんだから』

それも、ごめん

『同じ種族だからかい?』

うん

『君は少々間違ってるよ、謝ったからってなにも許される訳じゃないんだ』

それは判ってる

でも、今この瞬間僕に出来ることと言ったら謝る
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