帰還/プテラノドン
 
 私はつかまえた。それからほっぽらかしにして
待つ事に↓死ぬまで鉄仮面をかぶり続ける男に
まつわる詩を。
 どれくらい経ったのだろうか。すでに
男は餓死していたが、小脇には たった今
帰還したばかりの宇宙飛行士みたいに
鉄仮面が抱えられている。

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