忘れ傘/示唆ウゲツ
 

大まかな設定で始めたゲームは 淡々 淡々 単

なんて音でこんがらがってゆくのであって

酷だと思われる初期設定はまるでプラットホーム

今起きたんだ なんて話しかけられて 妙にうずうずする

髪を切りたい それも早急に

下げた手が無意味に懐かしくて 造作も無く僕が殺される

終わりある世界を歌っていた科学者の寝相なんて

意外とかわいくて

混沌と 淡々と 願っていることが逆の正夢でも

言っちゃったことにひっこみがつかなくなった

僕は何だか知らないから変わっていくわけで

走り書きで羅列された文句に ひとつ ひとつ

さもかわいげになぞり
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