偽・大洪水?散文詩/前田ふむふむ
らともなく訪れた強い風に吹かれて、残ったわずかなものは、寄り添い、重なりながら、青い空の中の溝に落ちた、そこには、死にむかって生きる者が乗る箱舟が、八人の子供たちを乗せて、太陽に照らされて、怪しく、据えられていた。
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世界中を覆う朦朧とした空気は、不安と動揺を隠しながら、こうして、人間と動物とは深い断絶を、超克して、不思議な物語は、封印されてひからびた化石になり誰も知らない深い森の奥に眠っている・・・・・・・・。
・・・と盲目の預言者は語った
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