歌を詠もう。/キリヱ
衝動はいつだって突然やってきて、熱しやすい私はすぐに虜になる。
今夢中なのは、「短歌」だ。
正直、此の手の物は高尚過ぎて弱輩の私には絶対入り込めない世界だとずっと思っていたが、何故かいきなり短歌の創作を始めてしまった。
元々、美しい日本語というものが好きなのでいつか始めると思ってはいたが、あまりに突然で自分でも驚いている。
私は、嘗て漫画を描いて生活していた。その昔は、映画監督を本気で目指そうとした事もある。物語を作るのが好きな性分なのだ。媒体は何でも構わない。それが一番自分に合っていたのがたまたま漫画だったが、物語が表現出来ればそれは小説でも映画でも構わないのだ。
高校時代
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)