満月の夜にはね/
クリ
「私を愛するほど馬鹿だって
知らなかったな」
そう言ったっけ
二人で眺めてもいいのかなって
思いながら 歩く月夜
満月の夜にはね
大きな事件がね
かなり起きるなんて
誰かが言ってたよ
ちょうどこんな
やり切れない月夜
「女の子の統計じゃね
満月の夜にはね
と
[
次のページ
]
戻る
編
削
Point
(2)