だんだん春になってゆきます/
ナオ
ー曲線すべて匂いたつように
たわむれにしゃぶる夜ほど血ぬられて牙さまようよ鎖骨のくぼみ
永遠にきしむ春ほどなぜゆがむ五線譜はざまに溺れる魚
そこそこにこすれる角度満ちる月 片目にはさみかすれる口唇
マシュマロを溶かした甘さ体液に生まれたあなたにつかまっている
彼の指が桜色です かさぶたは羽音とともにはがれて春よ
無意味だと泣き笑う朝 肌でなくあなたのことを知りたく思う
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