ＢＥＡＴ/ＫＡＤＹ
ビート
この言葉の中に存在する魂の叫び声に
身体中の細胞を浸す夜
萎びた角質が剥がれ落ちる
無駄な言葉が削がれて逝く
存在は自由
思想は束縛されるべきではない
孤独な夜
何かに触れた瞬間に
自由は失われ
思想は束縛される
自由と狂気の時間が
荒れ果てたこの国の隅で圧縮されている
今にも張り裂けそうなくらいに膨張した何かが
合図を待ち焦がれている
この国の性質を分解して
再構築する時期が訪れた
ＳＥＸは開放された
マリファナは闇に閉じ込められている
純粋で
残忍な
野放しの
ＡＧＥが
危険な
電子の
網
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)