狂い咲き/
おっとっと
それは
一目見た時から
私の心を
掴んで
離さない
感じた事の無い
鮮烈さ
未完成の
ただ
舞い乱れる
華
月明かりを浴び
ただ、ただ
美を表す
その姿
呼吸を忘れ
脳裏に焼きついていくのを
感じる事しか
出来なかった
ある
夜の
桜の木の下で
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