夢の終り/
チアーヌ
負けたくない
って思ったあの日
もうわかっていた
勝負は時の運などではない
自分が届かなかったということ
信じていた
硬い硬い宝石は
あっという間に砂になって
さらさら零れ落ちていった
儚く虚しい夢の終り
それでも死なない限り人生は続く
「なぜ生きるのか」ってそりゃ
死なないからでしょ
遠くへ行きたいな
あなたと行きたいな
この10センチ向こうへ転げ落ちるみたいに
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