月曜日/
霜天
乾燥した始まりには
どうしても雨が欲しかったから
浅いじょうろを軒下につるして
ただ、揺れるままにしてみる
並べられた靴、窓を開ける順番
この朝も、毎朝と呼びたい
僕の
通い続けるという領域
およそ500メートル
昨日を越えて花が咲いた
黄色い、ありふれた変化での積み重ねで
ここにいることができるとして
使い回しの月曜日、このあと僕は珈琲を飲む
いつもの電車はやさしく口を開けて
呑み込むその時を待っている
戻る
編
削
Point
(6)