今日にこめた詩/
松本 卓也
静かに語る歌声が
明日に紡いだ願い達
どれ程叶えてくれるかと
見つめて過ごす夢を見て
ささやかな温もりを
同じだけ与え続けて
報いを求める卑しさも
小さな箱に閉じ込める
優しく語る愛の歌
哀しく綴る恋の詩
寂しく祈る願いを詠い
淡く夢見た想いを謳う
溶け込んだ歌達は
封印を解く翌朝に
二日目のカレーに乗って
僕の中に帰っていった
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