眼球/
プテラノドン
両目をとじて
庭に向かってぶん投げた
ぼくの目玉は見ていた
シートの上で上手にウェイトを
↑↓させているノーヘルの男を
ポストなかに
→←が届けられたことを
しっかりと見ていた
おかげで今朝になっても
まだ眠れないでいる
ぼくの目玉を
すっかり二つとも
飲み込んでくれるはずだった
ピストルみたいな恐竜と一緒に
眠れないでいる
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