夢メール/
湾鶴
ppp pp ppp pp
(ゆぅ がっと めいる)
ジャケットから携帯電話を取り出すが
せいいっぱい手を伸ばしても
目の高さまでケータイをもってこれそうにない
首が痛い 少しでも頭を動かすとつりそうだ
天井に後ろ頭を押し付けながら進む(この方法はなかなか楽だ)
外までもうすこし
まぶしい 目をつむりながら なお進む
外はまだ晴れているのだろう
脱出できたら寝そべって
まっさきにメールを読まなくては
戻る
編
削
Point
(2)