『ドリスの一日』/プテラノドン
 
「一日」

「歩」だけの将棋。
まるくてほそい盤面。
太陽の一手と月の一手。
ぼくらは見届けるだけ。

「ドリスについて」

愛していると言わぬこと。
永遠なんてありはしないと嘘つくこと。
鏡の前でもしくじらずにきっちり言えたなら
お終いに「祈り」と称して、鏡を叩き割ること。

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