『君の束縛の仕方』/
梅ゼリー
君は、
柔らかく熟れた果実を、優しくツツくふりをした
けれど、手の平に乗せて
ゆっくりと握ってしまうようだ
愛おしいといったような表情を浮かべたまま、
締め付けた指先に
垂れてゆく甘酸っぱい雫は、
君のことを きっと
許してはくれないだろう
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