居場所/アマル・シャタカ
 
悲しみにくれるとき
いつも夕焼けを見つめていた
悲しくて涙が止まらないとき
いつも月が輝いていた

夕焼けの向こう側や
輝く月の世界に行きたくて
行けない自分がまた
やりきれなくて

とめどなくなく流れる
涙が作った地図を頼りに
君を探した

夕焼けは
センチメンタルな言葉を
灯火にして君を探すため

月の輝きは
閉ざされた闇夜に
君を浮かび上がらせるため

とめどなく流れる涙は
君までの道のりを示し
そして
君の悲しみと交じり合うため

そして渇いた大地に
君と流す喜びや悲しみの涙が
生命の樹を産みだすだろう

夕焼けと月影の
祝福の中に

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