うさぎボール/第2の地球
小学校からうさぎを盗んで 蹴り殺して捨てるという事件について
ボールとうさぎを間違えるのに
必要な力は 想像力である
ここに働く想像力は プラスでなくマイナスであるが
プラスという性質がある以上マイナスがあるのだから
寧ろ
想像力が欠如する存在を想像するしかないという意味で
想像力を働かせねば ならない
わたしほど 想像力が働きすぎると こんどは
もうボールもうざぎも丁度おなじだけかわいそうになって 勿論蹴れないし
大地を踏みしめるにも 「ごめんねえ・・」と言わなくてはならなくて それはそれで面倒な毎日であったりもする
さて この
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